アメリカ市場におけるSEO対策の基本的考え

アメリカで商品情報を発信する時のSEO対策のコツは、アメリカ人が実施することです。

 日本企業がアメリカ進出をするときに、最も大事なことはアメリカ人が自社の商品を認識できる状態にすることから始まります。

 アメリカで自社の商品が知られていないと、その商品は存在していないのと同じです。

 それにはホームページを作成して情報を発信することが有効ですが、そのホームページ作成においてもアメリカでのSEO対策を実施しなければ、検索で上位になれません。

 つまり、存在していないのと同じです。

 それには、お客様の求める商品のイメージと、こちらが発信する言葉を一致しなければなりません。


■日本語で例えると

 例えば、小さな包丁を購入したい時に、皆様は日本語で検索をかける単語は何になるでしょうか?

  ・包丁

  ・刃物

  ・ナイフ

 など様々あります。

 そこに

  ・小型

  ・小物

  ・小さい →少し小さい、かなり小さい、とても小さいなどなど

 大きさを示す言葉にも様々あります。

 そして、小さいという形容詞にも形容詞の活用語尾が加わると

  ・未然形「小さかろ(う)」

  ・連用形「小さかっ(た)、小さく(なる)、小そう(ございます)」

  ・終止形「小さい(。)」

  ・連体形「小さい(こと、ので)」

  ・仮定形「小さけれ(ば)」

 そこに、連体詞が加わると『小さな』となります。

 他にもまだまだ言葉は存在しますが、『小さい 包丁』と『小さな 包丁』だけでもGoogleの検索順位は変わります。


 あまり使いませんが『小さかろう 包丁』で検索すると、歴史小説ばかり上位に表示される中で、貝印公式ホームページの関の孫六が3番目あたりにきます。

 これは、日本語の文法を考慮してSEO対策していると思われます。

 このあたりは、流石大企業といったところでしょうか。

 

 国語の文法知識は最低限必要ですが、思ったイメージを的確に相手に伝える論理力も必要です。

 日本語のホームページであれば、小学校から習っている国語力をフル活用することで、相手に伝わるホームページができますが、アメリカのホームページで同じことが問われます。

 

 また同じく、国語で習った修辞学(レトリック、Rhetoric)という学問的存在の領域となっている、修辞技法(figure of speech)も必要になります。

 比喩には、小学校で習った『例え言葉』は、中学になり直喩法・隠喩法・換喩法・象徴喩・提喩法・諷喩法など、年齢が上がると習うことも増えていきました。

 他にも

 擬態には、擬態語・擬音語・擬声語

 擬人法には、擬物表現・生物形象・無機物形象

 さらに、倒置法、反復法、同語反復、首尾同語、体言止め、反語、・・・・・

 と中学から高校にかけて習うことも増えていきました。


 このように言葉を豊かにする表現のレトリックは、長年日本で生活し、日本で教育を受けてからこそ自然と活用できます。

 

 同じようにアメリカ英語について考えると、アメリカ人の考えるRhetoricがあり、アメリカ人の使うfigure of speechは、アメリカでの生活と学校教育を受けていない日本人にとっては、文章での豊かな表現はかなりハードルが高いと思います。


■英単語だけでも大変

 アメリカでも日本でも同じ事が言えますが、単語だけで考えても数多く存在します。

 

 例えば日本人なら、小さな包丁の英単語と言えば『Petty knife』が思いつくのではないでしょうか。


 しかしこの『Petty knife』をgoogle USAで検索すると↓

 このように日本の普通の包丁が多数出てきます。

 そしてPetty knifeという単語で検索している途中で、予測変換の2番目にJapanese Petty knife が表示されているのが上の写真で見えます。

 これは、Petty knifeは日本では『洋包丁の中でもサイズの小さいもの』という意味ですが、和製英語のためアメリカでは日本の包丁という内容になり、如何にも日本的です。

 Petty knifeは、日本では西洋のイメージでも、アメリカでは日本の包丁のイメージとなります。

 そして『Petty knife』自体、どれだけのアメリカ人が知り、知っていても日本人のイメージと同じ認識をしているのか疑問です。


■アメリカでの『Kitchen knife』の分類

 1)Common kitchen knives(一般的な包丁)

  ・Chef's knife

  ・Paring

  ・Utility

  ・Bread knife

  ・Butter knife

 2)Meat knives(肉切り包丁)

  ・Carving

  ・Slicing

  ・Ham slicer

  ・Cleaver

  ・Boning

  ・Fillet

 3)Cheese knives(チーズナイフ)

  ・Soft cheese

  ・Hard cheese

  ・Parmesan cheese

 4)Small knives(小型ナイフ)

  ・Peeling or tourné knife

  ・Decorating

  ・Trimming

  ・Fluting

 5)Specialty knives(専用ナイフ)

  ・Tomato

  ・Oyster

  ・Deveiner

  ・Grapefruit

  ・Chestnut

  ・Vegetable peeler

 と様々な分類がされてます。

 特に肉切り包丁や専用ナイフはアメリカの食文化でよく使用されています。

 日本の食文化で、魚を捌くための包丁は様々な種類があります。

   日米の食文化は異なります。

 包丁はその土地の食文化に反映され易いです。


 アメリカではあまり認知されていないかと思いますが、Japanese knivesの分類もあります。

 ・Santoku

 ・Sashimi bocho

 ・Nakiri bocho

 ・usuba bocho

 ・Deba bocho

 

 先ほどのペティーナイフの話に戻しますと、日本人がイメージしているペティーナイフのイメージに近いのは、1)Common kitchen knives(一般的な包丁)の『Paring』ではないでしょうか。

 そして、先ほどの『Petty knife』と、この『Paring』とのgoogle USAでの検索結果の写真の違いに気付くことがあります。


■日本とアメリカで写真の写し方が異なる

 google USA『Paring』写真と、google日本の『ペティーナイフ』を比較したいと思います。

 【google 日本(ペティーナイフ)】

  【google USA(Paring)】

 これらを比較すると、包丁のサイズやイメージは近いですが、写真の背景の違いに気が付くかと思います。


 日本の製品写真は背景色があり、アメリカの製品写真は白抜き写真が多いです。

 

 アメリカではバイヤーなどに説明する資料はデジタルが多く、製品写真も白抜きが基本です。

 また、amazonではアメリカも日本も白抜きの製品写真です。


■アメリカ人によるSEO対策

 英単語を知っているだけではSEO対策ができません。

 先ほどのようにアメリカでの生活や文化を知った上で、イメージしている製品に近い単語かつ、普段よく使用する単語を選択することから始まります。

 

 そして、それらの単語をタイトル、サブタイトル、説明文などに共通して入れ込まなければなりません。


 さらに、グーグルは蜘蛛の糸のように張り巡らされたWeb上に存在する数えきれないホームページをクローラーをかけて存在や更新を認識します。

 

 数えきれないホームページから自動プログラムで存在自体を見つけてもらうには、アメリカで関係している他のホームページと繋がりを持っている方が確立が高いです。

 作ったばかりで、他のホームページで関連がなければGoogle USAの空間内では存在していないのと同じ状態です。

   Google USAで自分のホームページ名を入れても存在が認識されていなかったら、検索しても表示すらされません。

 手動で実施する方法もありますが、やはりアメリカの別のホームページとの連携が多いほど検索上位になりやすいです。


 このことも、アメリカに多数の関係を保有しているアメリカ人の協力を得た方が効率的です。


 単語、文化、関係だけを考えても、アメリカ人に実施してもらうことが効率的で効果的です。

 これが、日本企業のアメリカでのSEO対策に入る前の基本的考えです。


 ここからさらに、普通のSEO対策が必要です。

 検索上位に上げるためにもホームページは常に新しい情報を作成する必要があります。

 アメリカ人に的確に伝わる論理力、表現を豊かにするレトリックなど英語で実施しなければならないことが数多くあります。

   Googleの方針として、検索上位に上げてほしければ、内容の良いものにしなさい。という考えです。


   内容の良し悪しを判断しているのは、文字認識の自動ロボットと合わせて、数多くの人達の反応です。

   アメリカ人の反応を上げるためには、アメリカ人の中でも文章構成能力が高くなければなりません。

  アウトプットの能力の高さが問われます。
  アウトプットの能力を高めるためには、情報のインプットを人より多く実施して、脳内の処理能力が高くないとできません。

  アウトプットの能力が低いと幼稚な文章になってしまいます。


 ホームページ運用においても日本人が実施するより、アメリカ人が実施した方が良い理由がわかって頂けたと思います。


 ホームページ作成と運用は現地の人が実施した方が良く、アメリカではアメリカ人に依頼する。

  そして、依頼するアメリカ人は、アメリカ人の中でも文章能力が高い人に依頼する。


  より効率的に効果的に自社商品をアメリカ人に知ってもらうため…

M-Cross International Corporation Column

米国トーランス市に拠点を置くMCICが、米国進出のノウハウや独自の市場分析をコラム形式にて情報を掲載

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